
ブログ記事を書くときの「書き出し」はどんな文章にしたらいいでしょう?
記事を書く時に、テーマとなるネタやキーワードから、おおよそ記事の内容は決まっているはず。
ですが、記事の最初の書き出しは?
「なぜ、いきなり本文を書き始めたらいけないの?」
意外と重要視されていない書き出し部分には、読者が記事を読むうえで見過ごせない重要な意味が含まれています。
これを理解して記事を書くと書かないでは大違い。
もちろん書き方もコツがあります。
そこで今回は、
- 記事の書き出しの重要性
- 「導入文」で読者を興味を掴む
- 書き出しのコツはPASONAの法則
これを覚えればもうブログ記事を書くときに悩んで手が進まない!なんてことにはなりません。
それでは書き出しのスキルをしっかり身につけていきましょう。
もくじ
ブログ記事の書き出し【簡単動画解説】
記事の書き出しの重要性
読者は記事を「読もう」と確信していない
ブログを、ブックマークしている
指名検索でブログを訪れた
この2つの場合は、すでにあなたの文章を読むこと決めています。
ところが、検索エンジンから記事にたどり着いた場合、読者はまだあなたのブログを読むことを決心していない状態です。
読者の行動心理は以下のような流れ
- 疑問を解決したい→検索
- 記事一覧からタイトルを見てクリック
- ブログの第一印象を目視確認
- 記事を読むか読まないか判断 ←書き出し部分
あなたも経験があるかもしれませんが、検索したことが書かれていない記事や、知りたい情報に対して、答えが的外れな記事を読んでがっかりした経験があるはず。
いくら良質な記事でも、10人中10人が満足するとは限りません。
ネットを使う読者は、
- ネットを使い始めたばかりの人
- たまにしかネットを見ない人
- ネットに精通している玄人
世の中には色々なパターンの人が検索エンジンを使っています。
誰に対しても「記事を読んでくださいね」
とアピールすることが重要です。
記事をすべて読んでから、「これ読まなければよかった・・」とガッカリさせないための優しさでもあります。
記事の書き出し【導入文】を設ける
記事の全体構成を決めた中で、タイトルから数えて3番目にくるのが「導入文」
いわゆる記事の書き出し部分です。
構成についてはこちら
→ブログ記事の書き方【読まれるテンプレ】早く・上手く効率化のコツ
導入文を読む頃には、読者はブログを見て「読もうかな?」
という気持ちになっているはず。
仮に導入文を読んでもらえないとしたら、ブログの第一印象で読者に見切りをつけられている可能性があります。
(サイトデザインが悪い、余計な広告、表示スピードが著しく遅いなど理由は色々考えられます)
では導入文を、初心者でも上手く書き出すコツを具体的に見ていきましょう。
記事の書き出しを書くコツは「PASONAの法則」
導入文なんて自分にはうまく書けない、と思わなくて大丈夫です。
ある「型」に当てはめて書けば良し。
それは、PASONA(パソナ)の法則といわれる型。
- Problem(問題の提議)
- Agitation(問題を煽る)
- Solution(解決策の提示)
- Narrow Down(絞り込み)
- Action(行動させる)
これはセールスレター、マーケティングで使われるものですが、
ブログ記事の導入文でも同じように使える優れもの。
最初だけ理解すれば、英単語の意味など覚えなくても、自然に文章が書けるようになるシンプルなものです。
各パートを例文を使って見ていきましょう。
Problem(問題の提議)
問題の提議とは、読者が抱える疑問や問題点を明確に示してあげること。
検索で記事に訪れた読者は、疑問や知りたいことがあります。
これはトレンドブログでも、特化型ブログ、どんなブログにも共通する点です。
トレンドブログで悩みや疑問?と思うかもしれませんが、
- 有名女優の出身はどんなところか知りたい
- 人気商品がなぜ流行になったか知りたい
- 話題の政治問題をわかりやすく知りたい
ほんの一例ですが、なんらかの疑問を持って記事を読もうとしています。
例えば有名女優の出身を知りたい人に対し、
〇〇さんの会話を聞くと、イントネーションが標準語ではないし、一体どの地方の方言なんだろうと疑問に思いますよね。
プライベートが謎に包まれた〇〇さんの出身はテレビでも語られることがなく、これを知らずにはいられません。
このように、読者が心で感じた疑問を代弁すると、「そうそう、コレが知りたいんだ」と問題意識を共有することができます。
Agitation(問題を煽る)
読者は疑問を解決するべきだ というパート
具体的には、
ビジネスで成功していない人に対して
→「このままのやり方では売上が伸びることはなく・・」
肌荒れに悩みを抱える人に対して
→「もし肌荒れが改善されなければ対人関係も・・」
このように、読者が抱える問題を更に強調する部分になります。
深い悩みがある・なしに関わらず、疑問があればこのパートは使うことができます。
例えば有名女優の出身を知りたい人に対し、
〇〇さんの出身や経歴を知っているのといないでは、ドラマや映画で演技を見るときに感じるものが180度変わるんです。
ささいな事でも知らないと損をするってこういうことだと実感しました。
この女優さんに興味がある人にすると「これは知らずにはいられない」という気持ちが働きますよね。
Solution(解決策の提示)
この記事を読めば疑問は解決できる
問題点を示したら、いよいよ問題はこの記事で解決できますよ~とお知らせするパートになります。
※導入文は長くだらだら書く必要はないので、各パート1.2行の文章で十分です。
この記事を読めば解決できると思ってもらうのは簡単です。
ビジネスで成功していない人に対して
→「〇〇を取り入れることで飛躍的に売上が伸びました」
肌荒れに悩みを抱える人に対して
→「〇〇という商品を使ったら一気につるつる肌に変化したんです」
例えば有名女優の出身を知りたい人に対し、
〇〇さんの方言から気になりだした出身情報ですが、私の得意なSNSを駆使したら、幼少からの生い立ちまで判明しましたよ。
こんな風にかかれていたら、「おっ、この記事をみれば疑問が解決できるな」という確信に変わるでしょう。
Narrow Down(絞り込み)
限定や希少性に価値を感じるパート
商品を購入するときに「〇〇名様限定」「期限は〇日まで」と書いてあると、商品価値が一気にあがる気がします。
特にセールスコピーでは絶大な効果が期待できるものですが、
記事の導入文ではどのように使えばいいでしょう?
ビジネスで成功していない人に対して
→「〇〇を知るなら今がチャンス」
肌荒れに悩みを抱える人に対して
→「この機会を逃したら手遅れになります」
なんとなく理解できますよね?
例えば有名女優の出身を知りたい人に対し、
〇〇さんの出身情報はここでしか見れないかもしれません
こう書いてあるだけで、希少性を感じます。
※もちろんこれは例なので、文章はキーワードに合わせて変えればOk
Action(行動させる)
具体的に記事を読んでもらおう
日本人は具体的にものを言わない習性があるみたいです。
こんな話を聞いたことがあります。
緊急事態が起きたときに、
欧米人は「右の出口に向かって走って逃げろ!」というのに対して、
日本人は「危ない!避難して!」と叫ぶ。
どちらが聞き手の行動に影響するか明白です。
ブログ記事で言えば
例えば有名女優の出身を知りたい人に対し、
それでは早速読んでみましょう!
最後までどうぞご覧ください
などの言葉を導入文に入れることで、読者さんを「読む」という行動に駆り立てる効果があります。
PASONAを意識した導入文の例
ここまで例にだした、トレンドブログで「ある女優さんの出身地」について記事を書いた事を想定します。
読者は 【女優名 出身地】 で検索をしていた場合の導入文。
女優〇〇さんの会話を聞くと、イントネーションが標準語ではないし、一体どの地方の方言なんだろう?と疑問に思いますよね。
プライベートが謎に包まれた〇〇さんの出身は、テレビでも語られることがなく、これを知らずにはいられません。
Problem(問題の提議)
————————————
〇〇さんの出身や経歴を知っているのといないでは、ドラマや映画で演技を見るときに感じるものが180度変わるんです。
ささいな事でも知らないと損をするってこういう事だと実感しました。
Agitation(問題を煽る)
————————————
〇〇さんの方言から気になりだした出身情報ですが、私の得意なSNSを駆使したら、幼少からの生い立ちまで判明しましたよ。
Solution(解決策の提示)
————————————
〇〇さんの出身情報はここでしか見れないかもしれません。
Narrow Down(絞り込み)
————————————
それでは早速読んでみましょう!
Action(行動させる)
というようになります。
もし導入文である記事の書き出しに迷っていたら、今回のPASONAの法則に当てはめて文章を書きましょう。
記事を読んでもらうためのスムーズな書き出しの完成です。
どんな記事でも応用ができるのでぜひ覚えてくださいね。
→ブログ記事の書き方【本文は見出しが重要】見本からコツを掴む
記事の書き出し【今回のおさらい】
- ブログ記事に訪れた読者は、記事を読むことを決めていない状態
- 書き出しに導入文を設けて、記事本文を読み進めてもらう
- 導入文は「型」を意識すれば簡単に書ける
- 書き出し導入文の型は「PASONAの法則」
- セールスで使われるPASONAの法則で、読者は記事本文を読み進めようという行動心理が働く
ブログ記事の書き出しはこれでばっちり。
ついつい本文に力を入れてしまうブログ記事ですが、記事の入り口がよくないと読者さんはすぐに記事から離れてしまいます。
型さえ覚えれば、所要時間5分で記事の書き出しは完成します。PASONAの法則を意識した導入文をマスターしてくださいね。