
ブログ記事の外注マニュアルの作り方をわかりやすく解説します。
クラウドワークスなどのアウトソーシングサービスを使い記事の外注化をする場合、わかりやすく、誰が書いても同じ構成で記事を書けるマニュアルが必要です。
マニュアルがない状態で外注化したらどうなった?
マニュアルの具体的な作成手順、あったら便利な記事チェックリストなど外注化には欠かせないブログ外注マニュアルを作成していきましょう。
もくじ
外注マニュアルの作り方【簡単動画解説】
外注マニュアルが無いor不足するとこうなる
外注マニュアルを作るのなんて面倒くさい!
「とりあえず、見出しは何個でキーワードはここに入れてください、口調はです・ます調でお願いします!」
私が雇用したライターさんから、「以前のクライアントがひどかったんです・・」と愚痴をこぼされたときの内容です。
そのライターさんは20代女性で新米ママ、とても生真面目で優しい方でしたが、私の前のクライアントがひどいのなんの。
上のように、メッセージで記事の要望を伝えてきたのでその通りに提出すると、「あと、ここ直してください、あっこれも追加で!さらにここも!」と何度何度も修正を求められ1記事納品までに実に5回もやりとりがあったとか。
記事マニュアルは手を抜くと結果的にこうなります↓
- 契約途中終了
- ライターとのトラブル
- ブログの衰退
ライターさんは、クライアントの要望を聞き入れ、多数いるクライアントごとに違った記事を提出しています。
そんな中、マニュアルもろくにないワガママなクライアントには誰もついていけませんよね。
普通に会社の上司と部下でも同じでしょう。
無能な上司はやり方もろくに教えずに「違う違う違う違う!」
なんだか想像がつきませんか?
外注ライターさんと良好な関係を築くことは、ブログ収益に直結する大事なポイントになります。外注マニュアルは絶対にきちんとしたものを準備しましょう。
わかりやすい外注マニュアルとはこれだ
外注マニュアルのポイントを紹介します。
初めに言っておきますが、「難しい」ものではありません。
誰が見ても同じものができるマニュアル
車メーカーで有名なトヨタには「標準作業書」というものがあります。
どうして世の中に全く同じクルマを何千万台も生産できるのかというと、まさに標準作業書のおかげ。
車には数千点の部品が使われ、作業をする人も1000人以上がたった1台の生産に関わります。
ひとりひとりの作業には必ず「標準作業書」があり、有給で休みがいても、現場が変わって違う作業者になっても、標準作業書を見れば、全く遜色ない同じ仕事ができるようになっています。
マクドナルドやミスタードーナツのレジも同じくマニュアルがあるから皆同じサービスを提供できますよね。
ブログ記事の外注マニュアルも、素人ライターからプロのライター、誰がが書いても同じ構成の記事ができるのが理想です。
重要な部分がすぐにわかる
詳細なマニュアルを作ると、ページ数も文字数も膨大になります。
ライターさん、一字一句すべて目を通す真面目な人ばかりではありません。
ブログ記事をあなたが読む時に、一字一句目を通さず、見出しや太字になっている部分を注目して読むように、外注マニュアルにも重要部分とそうでない部分を明確に分けます。
納品チェックできる
プラモデルや家具の組み立てをした時に、完成した後にもう一度説明書を読み返すことはしませんよね?
ライターさんは初めにマニュアルを読んで「理解した」と脳が感じたあと、マニュアルを見ることはしません。
なので、マニュアルどおりに納品してほしい場合、合わせて記事の納品チェックリストを渡してあげると親切です。(自分も楽になる)
外注マニュアルの作成手順

目次(ブログと同じ)
記事マニュアルには目次をつけましょう。
マニュアルがA4一枚程度で済めば問題ありませんが、数ページに渡るものであれば目次を付けてライターさんが見やすいマニュアルにします。
ちなみに私が外注さんにお渡ししている完全マニュアルは18ページ+αありました。
ちょっと長すぎですね。
記事の概要
読者ターゲットは誰なのか?
よく、口調はです・ます調とか、気さくな感じで敬語はなしで問題なしと伝えることがありますが、ブログの想定読者を明確に示します。
敬語であろうとなかろうと、20代の男性読者と、40代女性読者では、書く内容そのものが変わってきます。
記事概要では、想定する読者の
- 年齢
- 性別
- ライフスタイル
などペルソナ(モデルとする人物像)を伝えることで記事質がぐっとあがります。
記事の全体構成
記事の詳細よりも先に、記事の全体構成を伝えます。
例えばこういうものですね
→ブログ記事の書き方【読まれるテンプレ】早く・上手く効率化のコツ
記事の細かいパート部分よりも、全体の構成を知ることでマニュアルの理解度もあがりますし、完成した記事イメージもできるので◎。
サンプル記事を参照してもいいでしょう。
主要部の詳細
- 見出しはいくつくらい必要か
- 小見出しは必要か
- 文章の改行や段落構成
- 書き出しの挨拶文
など、ここで初めて記事の詳細説明に入ります。
ライターは全体構成を把握しているので、この部分で疑問を持つことはないでしょう。
画像・動画・引用
最後に、すでに理解しているライターは多いかと思いますが、
画像の添付方法、動画の埋め込み、引用表記の例など、文章以外でお願いすることがあればハウツーを記載しておきましょう。
読む読まないは別にして、万が一わからない場合は説明が必要になるので、ムダな仕事を省くためにも情報は漏れなく記載します。
納品チェックリストで修正回避

記事マニュアルは読まないものとする!
ほとんどのライターはしっかりマニュアルを読んでくれますが、困った事に全くマニュアルを読まない方もいます。
ライティングマニュアルを渡して、YouTubeで記事の書き方動画を渡しても尚、書いてあることを質問してくることはザラにあります。
そこで、最低限記事のやり直しをなくすために役立つのが納品チェックリスト。
一部紹介しますが、
キーワードの配置は適正か
記事構成
導入文の書き方
まとめの書き方
など、納品前にこれをチェックすれば問題ないというチェックリストを作成しましょう。
ちなみに記事の書き方はすべて→ブログ記事のライティングカテゴリーに記載してあります。
ブログ記事外注マニュアル作り方【今回のおさらい】
- 記事の書き方マニュアルがきちんとしていないとライターとトラブルの元になる
- ライター損失はブログが衰退する要因となる
- 誰がみてもわかりやすい、人を選ばないマニュアル作りを心がける
- 記事マニュアルに難しいものは不要
- 納品時のチェックリストがあれば修正の手間が大幅に省ける
ブログを外注化するうえで、ライティングマニュアルは必要不可欠。
ライターがスムーズな仕事をするため、あなたのブログを発展させるためにも、「これを見ながら書けば自分も正しく書ける」というマニュアルを準備しましょう。
一度完成してしまえば多くの外注ライターさんに通用するので、力を惜しまず作ってくださいね。