
「一生賃貸は恥ずかしい」と思っている人は、以前よりも少なくなってきている気もします。
最近では、あえて賃貸暮らしをしている人も多いです。
子供がいる家庭では「どうしてウチは家を建てないの?賃貸は恥ずかしい」と言ってくる子供もいますよね。
友達と自分の家を比べてしまう時期ってありますから仕方ないんですが、「やっぱり賃貸って恥ずかしいのかな?」と大人も一瞬考えてしまいますよ。
そこで今回は、一生賃貸は恥ずかしいのか?について、メリット・デメリットを挙げながら考えていきます。
また、持ち家のメリット・デメリットやリスクについてもまとめていくので、ぜひチェックしてください。
もくじ
一生賃貸は恥ずかしい?メリット・デメリットを比較!
賃貸で暮らしている人は、賃貸で暮らす理由があります。
まずは、賃貸のメリット・デメリットについて考えてみましょう。
一生賃貸のメリット
- 住宅ローンがや固定資産税がない
- ライフスタイルに合った広さの物件に引っ越しできる
- 隣人トラブルがあっても引っ越しできる
- 収入が減っても安い物件に引っ越しできる
- 老後は老人ホームなどに行くという選択ができる
- 住宅設備の修理代は基本的に大家持ち
賃貸の最大のメリットは、「引っ越しができる」ことだと思います。
家族が増えれば広い物件に、収入が減れば安い物件に引っ越すことができます。
また、転勤があれば家族で一緒に引っ越すことも可能ですよね。
勤務先や学校の場所の近くが良いと思えば、近くの物件を探せばいいだけです。
収入があまり安定しなかったり、転勤が多いなどがあれば賃貸の方がいいかもしれません。
一生賃貸のデメリット
- 改築やリフォームができない
- 定年後、収入が少なくなても家賃を払い続けなければならない
- 年金以外の収入がなくなると借りるのが難しい場合もある
賃貸でデメリットに感じるのは、「家賃を払い続ける」ことです。
年金暮らしになっても家賃を支払わなければならないので、家賃の支払いがどんどん重く感じるでしょう。
なので、働いているうちに老後の家賃分をしっかり貯金しておく必要があります。
60歳から90歳までの間、家賃が月10万円の賃貸に住むとなると約3600万円の居住費がかかります。月6万円でも約2160万円です。
持ち家のリスクは?メリット・デメリットを比較!

「マイホームを持つのが夢」と言うほど、誰でも一度は持ち家に憧れたことがあるのではないでしょうか。
特に男性であれば、家、車、時計などステータスのひとつに上がることも多いですね。
賃貸と同じように、持ち家にもメリット・デメリットがあるので見ていきましょう。
持ち家のメリット
- 質がよければ一生住むことができる
- 自由にリフォームなどができる
- 住宅ローンの返済が終われば負担が軽くなる
- 持ち家は資産になる
持ち家のメリットは、「住宅ローンを払い終われば負担が軽くなる」ということです。
→住宅ローンをいくら払っているか教えます!会社員のリアルな財布事情
定年までに払い終われば、定年後の居住費を考えなくて済みますし、古くなったりすればリフォームもできます(お金はかかりますが)。
また、持ち家を持つことで安心感を得る人もいるようです。
持ち家のデメリット
- 家を購入するための多額の費用が必要
- ライフスタイルが変わっても住み替えができない
- 隣人トラブルがあると引っ越しできず面倒
- 老後、死後に家をどうするかを考えなければならない
- 持ち家を売りたくても売れない場合がある
- ローンの他にも固定資産税や修繕費がかかる
持ち家のデメリットは、「引っ越しができない」ことです。
もちろん、家を建てた時に引っ越すことは考えていないと思いますが、急な仕事や家庭の事情で家を手放さなければならない人も多くいます。
なので、持ち家を考えるときは未来のライフプランをしっかり考える必要があります。
また、住宅ローンの他にも固定資産税や修繕費がかかるので、そこのお金もしっかり貯めておく必要があります。
災害が起きたときに持ち家を失うリスクがある
近年、地震や台風など自然災害が増えている日本ですが、もし災害が起きたときのリスクも考えなければなりません。
そのリスクに備えて地震保険や火災保険に入っていると思いますが、ある程度の出費は避けられないことを考えておきましょう。
なので、災害が起こりやすい地域に住んでいる人は特に注意する必要がありますね。
といっても日本では北海道から沖縄まで、台風から地震まで全てが安心できる地域がないのは確か、日本に済む以上自然災害のリスクはつきものということです。
もし賃貸に住んでいて災害が起きたとしても、持ち家のように資産をなくすわけではないのでダメージは持ち家よりも少ないようです。
一生賃貸は恥ずかしくない!ライフスタイルに合わせて選べばOK!
賃貸と持ち家のメリット・デメリットをそれぞれ見てきましたが、どうでしょうか?
賃貸には賃貸の、持ち家には持ち家のメリット・デメリットがありましたよね。
なので、「一生賃貸は恥ずかしい」ということは全くないのです。
私も子どもの頃は、ピカピカの新居に住む、「持ち家」の友達が羨ましくもありましたが、大人になった今はそうでもありません。
数年前に持ち家を手に入れましたが場合によってはいつでも手放します。
子供が将来学校で悩みを抱えたり、なんらかの理由で引っ越したくなれば、持ち家が理由で身動きが取れないことはありません。
いつかは親の介護もありますしね。
賃貸を選ぶか、持ち家を選ぶかは個人のライフスタイルや、夫婦の思考に合わせればいいだけのことです。
それより住宅ローンを払うのが大変で、節約生活に苦しんだり、旅行などの趣味にお金を使えなくなるのは絶対に嫌ですね。
→消費税10%後の住宅購入はお得!?ローン控除はどうなるの?
どんな暮らしが自分たちにとって一番幸せなのか、しっかり考えてみてください。
一生賃貸は恥ずかしい?メリット・デメリットに持ち家とのリスクは!まとめ
- 賃貸の最大のメリットは、引っ越しができること
- 賃貸のデメリットは、家賃を払い続けること
- 働いているうちに老後の家賃分をしっかり貯金しておく必要がある
- 持ち家のメリットは、住宅ローンを払い終われば負担が軽くなること
- 持ち家のデメリットは、引っ越しができないこと
- 災害が起きたときのリスクも考えなければならない
- 「一生賃貸は恥ずかしい」ということは全くない
- 個人のライフスタイルに合わせて選べばよい
「家」を決める決め手はアレ
最近は、老後に海外へ移住する人も結構います。
賃貸なら気兼ねなく行ける、持ち家ならば売却費用は海外移住費の大きな足しになりますからどちらも間違いではないです。
20代、30代で誰もが迷う賃貸or持ち家問題ですが、私としては「お金」さえ困ることがなければ選択肢は自由に持つべきだし、数年に一度見直しをするくらいの感覚でも十分だと思います。
ただ失敗しやすいのは「お金」が原因で、本当は〇〇にしたいけど妥協して希望ではない人生を選択することです。
独身ならまだしも、住居を決める時には多くの場合、夫婦や子供、家族を巻き込んでの決断になります。そんなときお金の見通しだけで「諦める」選択をすれば一生満足しない生活を送らなければならない・・
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