
30代になると結婚や出産など、ライフステージの変化が大きくなってきます。夫婦でお金の話をする機会も増えるのでないでしょうか?
そこで今回は、30代夫婦の場合の月平均貯金額はどのくらいが目安なのか、貯金のコツとあわせて紹介します。
もくじ
30代夫婦の月平均貯金額はいくらあれば安心?【気になる貯金の話】
結論から言うと、おおよその月平均貯金額の目安は収入の10%〜20%程度と言われています。なかには30%という話もありますが、このあたりは収入額の絶対値によって異なる部分です。
月収が30万円程度しか無い人が30%(月9万円)も貯金に回すのは無謀と言えます。生活レベルや収入金額によって調整をすればいいでしょう。
ではどのくらいあれば安心か?ということですが、これは
「最低でも収入の10%を貯金しよう」
というルールでとりあえずは問題ありません。
つまり、共働き世帯で夫婦の月収が50万円程度であれば月5万円を毎月貯金していきましょう。
5万円×12ヶ月で年間60万円貯まりますね。少ないようですが、10年で600万円、20年で1200万円貯まります。30代からの貯蓄であれば悪くない数字ではないでしょうか?
→【貯金額】30代4人家族の平均は?絶対にやってはいけない貯金方法
月平均の貯金は「10%ルール」
「収入の10%を貯金に回そう」
という言説はお金関係の本などでよく見かけます。
お金と人生に関する名著《バビロンの大富豪/ジョージ・S・クレイソン (著)》の中でもお金持ちの金貸しアルガミシュが
「稼いだものは、すべて”その一部を”自分のものとして取っておく。稼いだ金額がいかに少なかろうと十分の一より減らしてはならいない。十分の一の金でさえ、取っておく余裕などまるでないこともあるだろう。だが、とにかくまず自分自身に支払え」
と言っています。
この教えは非常にシンプルですが、とても重要なこと。特に重要なのは「まず先に貯金すること」です。
貯金を”先”にするべき理由
貯金をしよう!と考える人の多くが間違っていることがあります。それは、
なんていう考え方です。これではお金は貯まりません。
貯金のコツはすべての支出・支払いが終わった残金からするのではなく、とにかく”先に”貯金をするのです。給料日がくれば何よりも先に貯金用に回す、ということです。
そのためにも10%ルールなどの決まりごとを設け、自動的に貯金できるようにしましょう。
お金・資産運用の勉強もする

政府が
「年金だけでは足りなくなるから2000万円は貯金をしておいてください」
というような発表をしました。なかなか驚きの提言ですが、30代の方ならうっすら気がついてますよね、「このままじゃ年金がヤバイ」ということに。
→サラリーマンの平均年収に驚愕!年代別20代30代40代に年齢別は?
年金がなぜヤバイのか?というのはぜひ専門書籍などで勉強してほしいと思うのですが、それ以上に重要な勉強があります。それはお金と資産運用です。
昨今は投資信託など(株式投資やFXに比べ)ローリスク・ローリターンな資産運用など、長期間かけて複利で増やしていける仕組みも充実しています。
30代からは毎月の貯金だけでは「損」
- 投資は少額からできる
- タンス預金と銀行は変わらない
投資という言葉だけ聞くと、これまで投資をやったことがない人にとってはハードルが高いと感じるかもしれません。
なんだかお金持ちとか投資家がやるものというイメージもありますよね。
投資は今や個人や家族でも当たり前に簡単にできる時代。投資信託や株、FXでも共通していますが100円~1000円からだって立派な投資ができます。
ウン百万をかけて失ったなんて話しを聞くと「怖いもの」と敬遠しがちですが元手が少額なら怖さもないし、当然増えて手元に残る可能性もありです。
知らずにタンス預金をしてませんか?
100万円で8%の金利=8万円
これはバブルの頃の銀行金利です。
100万円預けておけば年間8万円ものお金が増えたんです、これならお金をどんどん銀行に貯金していけば利息でお金を増やすことができました。
ところが現在は、
100万円預けても現在の預金金利(0.001%)では10円にしかならない
銀行によって、普通預金と定期預金で差があるとはいえ現在は銀行に預けていても昔のようにお金が増える時代ではないんです。
結局、家のタンス預金と変わらない。
むしろ銀行に行く時間や交通費考えたらマイナス?というレベルですね。
ぜひ30代からは貯金だけでなく投資にも目を向けて将来のための貯金を進めましょう。
まとめ
- 30代夫婦の月平均貯金額は収入の10~20%
- 貯金の10%ルールを守る
- 貯金はまず”先”にすべき
- 資産運用の勉強もする
将来の不安をどうする?
30代夫婦の場合、最低でも収入の10%を貯金しましょう。余裕があれば15%や20%など、安心感という意味では貯金額が多いに越したことはありません。
ただ、毎月の残金を見ながらころころと金額を変えるのではなく、支出より先に一定額を貯金に回しましょう。(自動積立してくれる定期預金システムなどがオススメ)
お金に関する勉強は30歳以降の人生において非常に役に立ちます。
投資というと「怖い」「難しい」「危険」というふうに毛嫌いする人も多いですが、冷静な視点をもって勉強すればまったく怖いものではありません。
それより圧倒的に怖いのは、将来の不安です。
年金が貰えなくなる可能性だけではなく、突然会社の景気が傾いたら?ようやくバブル崩壊後の景気が回復しているかのように報じられていますが、この先右肩あがりで経済が伸びる保証はどこにもありません。
40代・50代でお金に苦労する生活を考えると、早いうちから行動して、景気に左右されずに家計を安心できる状態にしておきたいところ。
現在、私のこれまでの経験を活かし、将来を見据えた行動をしたい人に向けてメールマガジンを無料配信しています。
この機会に以下を是非ご覧ください。