
会社を当日休みする場合、理由がなんであれ会社に言い難い。
たとえ仮病でも、本当に会社に行けない都合があっても会社にとっては休まれることに変わりはありません。
当日休みをしたばっかりに会社のなかで居心地が悪くなってしまったり、自分の印象が落ちるのはどうしても避けたいところ。
というわけで今回は会社を当日休みする理由について、そして休みによって揉めずにスムーズにしっかり休むための連絡方法とは?!
見てみましょう。
もくじ
会社を休む理由を当日言うのは難しい
私は会社で管理職を経験しています。
なので部下や職員が恐る恐る電話をかけてくる立場。
私のデスクの近くには同じく管理職がたくさんいましたので、朝はよく電話が鳴り当日休みを連絡してくる社員がたくさんいましたよ。
そんなときオフィスではどんな会話があるか?正直なところこんな感じです↓
本当に困る当日休み
当日休みって立場関係なく仕方ないと思うんですよ。
部下の人はすごく会社に言いにくいと思いますけど、実際上司だって誰でも長い会社員人生で当日休みくらいあります。
電話の向こうで露骨に嫌味を言ったり、上の会話のようにオフィスでは〇〇が当日休みというネタで小話しが始まったりもします。
ですが、それは当然会社を当日休まれると困るからですね。
仕事では業務パートナーがいたり、来客対応、製造では代わりの作業者がいないと生産が成り立ちません。
「いても困らない人」でもない限り、たいていは当日休みは会社にとって困るものです。
会社を休む理由は本当は何でも良い
平成31年4月1日より年間5日以上の有給休暇が義務つけられた
会社は「休みを取らないといけないもの」なんです。
こんな風に思う人は未だに少なくありません。
大手企業でわんさか人がいる会社はまだしも、中小企業や個人レベルの会社だとそもそも「休む=悪いこと」という先入観もありますね。
ですが、働き方改革法案より上記の、「必ず年間5日以上取らせない」という法案が成立し、実際に4月1日から適用されています。
これは年間の有給休暇が10日以上ある人に適用されます。
基本的に以下の条件を満たしていれば大丈夫。
- 入社後6か月が経過している正社員またはフルタイムの契約社員
- 入社後6か月が経過している週30時間以上勤務のパート社員
- 入社後3年半以上経過している週4日出勤のパート社員
- 入社後5年半以上経過している週3日出勤のパート社員
有給の日数はちゃんと労働基準法で決まっているので、一般的な会社員なら半年以上でこの条件はクリアですね。
会社を5日間休ませなければ企業に罰金
今回の義務化では、年間しっかりと5日以上休ませなければ注意だけではなく会社に30万以下の罰金が課せられます。
注意喚起や口約束だけではいくら義務化といって怪しいものですが、これは中小企業であろうと守らざる終えません。
昔のように有給なんてあってもとれない時代ではなく、取らなくてはいけない時代です。
なので、理由はなんであれ会社を平日休むことは悪でもなんでもないんです。
会社に休みを連絡する【電話編】

会社に当日休みを申告するには2つ方法は主に電話かメールです。
最近では会社の連絡ツールにLINEをつかったりチャットワークを用いたグループチャットなど様々な方法がありますが、やはり定番は電話です。
まだまだ日本では「誠意」みたいな見えないものを重視する傾向があります。
外資系の企業では、例えば定時間にサッと帰宅しようが、タスクを終えていればなんら問題ないところが多いですが、日本の企業は違います。
あなたの会社も見えない縛りがありませんか?
ということで電話を出来る状況にあるのであれば電話で上司に休みを連絡しましょう。
揉めてしまう電話の仕方 NG編
会社を休むのは後ろめたいと思いながらもメールでは失礼だし・・せっかく電話したんですから気持ちよく休ませてもらいたいですね。
そこで電話で休みを会社に申告するときのNG例はこちらです
- 相手の時間を考慮していない
- 休むときっぱり言わない/言えない
- 休む意思が弱い
会社の上司は朝忙しい
会社の上司と書きましたが、基本的に朝はほとんどの人が忙しいはず。
朝早起きで何時間も余裕をもったゆとりある生活をしている方も中にはいますが、常に時計とにらめっこで会社に到着するやすぐにメールチェックや仕事開始という方もいます。
というわけで休む方にとって、自分の都合時間で電話することはよくないですね。
電話をかける時間は最も重要といってもいいです。あなたの電話相手のスケジュールを正確でなくとも考えましょう。
もし、始業前のミーティング、朝礼時間がわかっていれば
「ミーティング時間に大変すみません」など、相手の行動を考慮してますよ、と思われる一言が言えれば印象はグッとあがります。
休むときっぱり言わない
思い当たる人はいないでしょうか?例えばこんな話し方です
「もしもし、〇〇ですが、実は今日熱が朝からありまして、なんだか頭が痛くて・・」
「もしもし、〇〇ですが、今朝連絡が入ったんですが両親の具合が悪いようで・・」
このように、電話で話し始めることば「休ませて頂きたい」ではなく、理由から話し始めると電話を受ける側は「理由はいいから結論教えてくれよ」となります。
どんな理由であっても、まずは簡潔に休みますと意思表示をして、理由を話しましょう。
休む意思が弱い
はっきりいいますが、電話をした時点で休む意思は曲げてはダメ!
仮病だろうが本当の休みとか関係なく、電話をしたら絶対に休みましょう。
たまにいるのが、「すみませ、今日できれば会社休ませてもらいたいんですけど・・」
こういう相談型の電話は、上司がうまく言いくるめると、結果的に仕事に行く羽目になります。
夕方予定ができたのであれば、早あがり対応するよとか、午前中だけでもでてきてくれ。など会社に行く抜け道があれば上司はなんとか会社に来てもらおうとします。
休む意思を決めたら、なんと言われようと今日は休みましょう。
※電話までしたのに結局会社に来た場合、逆に印象が悪くなるパターンが多いです。
会社に休みを連絡する【メール編】

会社に休みの連絡は、一番誠意が伝わるのは電話です。
ですが、本当に体調が悪いとき、声が出せない、そもそも嫌いな上司の声を聞きたくない!など連絡にメールを選ぶケースもあると思います。
会社がメールでの連絡を問題視しないのであればメールが一番手軽です。
ただし、メールならではの注意する点があります。
- 相手が既読するかわからない
- 相手の了解がとれない
- 意思の疎通が図れない
これがメールの欠点です。
私の勤める企業は緊急連絡すらLINEグループで一斉配信するくらいメールやLINEが当たり前になっているので休みもLINEで連絡します。
ところがすべての企業がそうではないでしょう。
一般的なEメールだと、LINEと違って上司が既読したかわかりません。
そうなるともしメールボックスに埋もれた場合、あとになって「〇〇が出社していないぞ」と騒ぎになって・・
こんなことになったあとにメールを見られても気分がいいわけがありませんよね。
あくまでも揉めないように休む!
ということを考えれば、メールであってもきちんと伝わったことを把握したいですね。
メール例文
おはようございます
〇〇です。
お忙しい朝の時間にメールで失礼します。
本日、起床から体調が優れず出社できる状況ではありません。
大変恐縮ですが、本日はお休みさせていただき病院へ向かいたいと思います。
明日には通常出社できると思いますが、後ほど結果はご連絡いたします。
恐れ入りますがこのメールを確認いただきましたら念の為ご返信いただけたらと思います。
※メールチェックされないようでしたら再度お電話させていただきます。
仮病でも本当に体調が悪いときでも構いませんが、メールで連絡するときはこのような文章で送ると受け取り側は困ることが少ないです。
会社の上司が部下に休まれてもっとも困るのは、何日も休まれることや、代わり業務を采配しなければならないことです。
この文章であれば、翌日以降の出勤意思も伝えているし、メールがスルーされてあとで揉めてしまうこともないでしょう。メールを送信してから数分で連絡がこない場合は、電話で休みを伝えることをおすすめします。
まとめ
- 会社は当日従業員に休まれると困るケースが多い
- 会社は1年間で5日以上休ませなければならない義務がある
- 会社を休む理由自体はなんでもいい(結果不在になることには変わりなし)
- 会社を当日休む場合「電話」連絡が固い
- 当日休みの連絡で電話の場合、相手の時間に考慮する
- 当日休みの連絡でメールの場合は一方通行で見逃されない配慮が必要
これからは「休み」でも稼ぐ時代
会社に対して当日休みの理由をあれこれ考えたり、当日休みの理由を言い難いのはなぜなんでしょうか?
まだまだ給料だけでなく社会的にも会社に依存しているので、会社で働く人=弱者という状態になっています。
それでも最近は副業解禁とか、フリーランスのように会社に依存しないで生活をしている人もたくさん増えています。
いきなりフリーランスなんて家族もいるから無理!はい、わたしも同じくです。
ですが何もフリーランスでなくとも、会社に勤務しながらもパソコンとネットさえあれば副業でしっかり稼ぐことはできる時代なんですね。
なので有給で会社に行かない日なんか絶好のチャンス!、会社にも給料をもらいつつ、家でもきちんと稼ぐことができるようになりました。
現在わたしはこれまでの経験を活かし、「会社だけに縛られたくない人」に向けて体験談を無料のメールマガジンで配信しています。
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