
専業主婦になりたいけどみんなはいくら稼いでるの?
専業主婦になりたい理由はたくさんあるけど、子供との時間を考えたり家事をしっかりこなしたいと思えば片手間で仕事をするのは難しいですよね。
そもそもできることなら仕事したくないし。。
今回は専業主婦になるには夫の年収いくらからならなれる?という疑問をライフシミュレーションなどから算出しました。
あなたの世帯収入は共働きタイプか、専業主婦でもOKか、見てみましょう。
もくじ
専業主婦になるには夫の年収いくらから?
夫の収入500万からが理想的
結論からいうと専業主婦になる場合、夫の年収は500万円くらいからが理想的になります。
もちろん1000万、それ以上なんて俗にいう高給取りの夫であれば専業主婦を謳歌してほしいですが、
おそらくこの記事を見ている方は夫の年収が平均的だから迷うという感じかと思います。
→サラリーマンの平均年収に驚愕!年代別20代30代40代に年齢別は?
今回の夫の年収500万からの根拠は、ライフプランシミュレーションから導いた答えです。
ちなみに自分の夫の年収がわからないという場合
※手取りは年収の約8割だと思ってください。
彼氏や夫になる人の年収がわからなければ、おおよその手取りの金額があれば、割り出せます。
まずは設定として、次のような家族構成を一般的な家庭として見ていきます。
年齢 | 年収 | |
父 | 35歳 | 500万円 |
母 | 30歳 | 0円 |
子 | 3歳 | |
子 | 2歳 |
- 家族の貯金額は230万円
年収や貯金は35歳のおおよその平均に設定しました。
- 子供は公立学校
- マイホームを購入する
上のデータからライフプランシミュレーション全国銀行協会でシミュレーションをしてみると、以下の結果になりました。
夫の年収が500万のときの未来プラン
ライフプランシミュレーションでは、年収や家族構成から「これからお金がどんな風に増減していくか」を簡単に見ることができます。

※クリックで画像拡大
グラフについて
- 赤色:貯蓄
- オレンジ:収入
- 水色:支出
このシュミレーションでは、マイホーム購入やクルマの購入などを想定しています。
貯蓄額について
37歳あたりで住宅購入をしたと想定すると、その頃から徐々に貯金が減っていきます。
30代後半から40代にかけては、家のローン、クルマの買い替え、子供の教育日などで貯蓄が増えることはありません。
ただし、この年収であれば収支と支出が一定なので、生活するには困らないかなという感じです。
ちょうど2人目が大学に行く頃がピークにお金がかかり、貯蓄がマイナスになっています。
定年退職でお金が入れば、あとは老後の資金として生活するには十分な額が残りそうです。
というわけで
夫の年収が500万円なら、専業主婦として普通に暮らしていけそうです。
定年までの貯蓄は平均200~300万程度
年収800万円では豊かな老後を送れそう
上記では男性サラリーマン35歳の平均年収から見てみました。
つぎは夫の年収が800万だとどんな暮らしになるのか見てみます。
※30歳女性の平均年収(367万円)を足した金額を旦那さんの年収として
夫の年収が800万のとき未来プラン

比較しやすいように年収だけを変えています。あとは全く同じです。
約800万円年収があると貯金が右肩上がりになっていきます。
こどもの大学入学の時期を見ても、貯金は減っていません。
500万円の年収では、子供の大学にかかる費用やその他大きなお金が出るたびビクビクしそうですが、800万円の年収であれば余裕をもった貯金ができそう。
マイホームの金額などにもよりますが、かなり理想的な専業主婦生活を送れそうです。
夫の収入が平均より低い年収300万では共働きがベスト

300万では貯金どころか借金を負うことになってしまっています。
もちろん、生活圏の物価やどれだけ節約をするかによりますが、一般的と言われるマイホームの購入やクルマの買い替えを考えると、
子供2人、夫の収入が300万で専業主婦はかなり厳しいといえます。
年収400万はギリギリか!凄腕主婦でない限り厳しそう
シミュレーションの結果、年収400万だと59歳までに貯金は底を尽きます。
(500万でもマイナスになるので当然ですね)
特に子供が大学に通う頃には、毎年2回の学費は貯金がないと苦労するのは目に見えています。
学費を奨学金で子供に将来払ってもらうとか、借金をして長い期間で返済してく未来。
ギリギリ400万で専業主婦もやれるかな?と思いますが、あまりおすすめはしません。
子育ての大変な時期に節約するのはとても大変ですし「ママ友とランチ」という些細な息抜きすらできません。
節約家でお金を使うことにアレルギー反応を起こすくらいの主婦ならいけそうです。
以上を踏まえると、夫の年収が500万から専業主婦も可能!という結論になりました。
専業主婦になる理由は?
専業主婦って昔はどこにでもいて、結婚したら当たり前のようになれるものだと思っていましたよね。
でも今は共働きの家庭の方が断然多いんですよ。
専業主婦と共働きの関係

引用元:厚生労働省「厚生労働白書
専業主婦は今でも身近にいる存在ですが、実際統計をみてみるとビックリするくらい共働き家族が多いんですね。
うち妻は子供が産まれて以来ずっと専業主婦なのでこのグラフには驚きました。
共働きを選択する理由
- 生計を維持するため
- 老後資金のため
- 社会とのつながりを持ちたいから
- 自分の能力や可能性を確かめたいから
専業主婦を選択する理由
- 経済的に恵まれている
- 仕事と家庭の板挟みで心に余裕がなくなった
- 夫の強い希望で仕方なく
- 子供のそばにいてあげたい
- 夫の仕事の都合で物理的に無理
- 親の介護、自分や子供が病気などで働けない
- 子供を預けるところがない
各家庭の様々な事情によって理由は色々です。
専業主婦か、共働きかを選ぶうえで重要なのが子供ですね。
夫婦2人だけならば夫の年収が低くても専業主婦で十分にやっていけそうですが、子供には本当にたくさんのお金がかかります。
子供の数と共働きの関係
- 1人目の妊娠・出産を期に仕事を辞める方が46.9%
- 2人目では21.9%
- 3人目では20.9%
正社員で仕事をしていた女性も、1人目の子供ができると仕事を辞める割合は半分近く。
ただし、2人目、3人目となると仕事をやめる割合は変わらず。
やはり、子供の数が多くなるほど、働かなくてはいけない状況になってしまうため仕事をやめる割合が横ばいとなっています。
専業主婦で生涯を過ごすなら、夫の年収だけでなく子供の人数も考慮する必要がありますね。
もしあなたが、専業主婦を選ぶか、共働きを選ぶかを悩んでいたら、目先の貯金や年収だけに限らず、将来子供は何人の予定か、趣味や生活費にどれだけお金を使いたいかなど、長い目でライフプランを考えることをおすすめします。
子供の事を思うと専業主婦も捨てがたい、でもお金も・・本当に深い悩みです。
まとめ
- 専業主婦になる夫の年収は500万以上が理想
- 500万以下で子供2人の場合、定年前に貯金がなくなる
- 現在は専業主婦よりも共働きが圧倒的に多い
- 夫の年収が800万円では十分な暮らしができる
夫の年収・・・実は増やせる
専業主婦になるためには夫の年収500万以上が理想ということがわかりました。
もちろん500万といわず、800万、1000万とあればどれだけ裕福で潤った暮らしができるでしょう。
好きなときに旅行に行ったり、おいしい食事を好きなだけ食べる暮らし。子供にあれはダメこれはダメ、と口うるさく言う必要もなくなります。
「夫」に限らず世帯収入が500万以上あれば共働きで家族との時間や、自分の時間を犠牲にしなくてもやっていけるということ。
今の時代、夫の年収もこの先ずっと安定してもらえるとも限りません。
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